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先生方の声

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関西学院大学 法学部准教授
野上 陽子 先生
授業の教材として EnglishCentral を活用

 授業は各回とも、取り扱う教材(EnglishCentral の動画一つ) の内容の予習を課している。そして新出単語の意味チェックやペアでクイズを出し合うといった活動を取り入れて、予習の成果を確認している。
 また週あたりEnglishCentral 動画5 本程度を、授業外の課題とし、成績の一部に反映している。 そのほか、前回の授業で扱った動画の聞き取り、表現の意味確認、英作文といった小テストも行っている。

授業内のアクティビティ

・動画 1 & Dictation とは?

 まずディクテーションとは何か説明し、その後指定した動画を使って実際にディクテーション( 句や文レベル) をやってみる。音声を聞き、学生同士で答えをチェックさせ、再度聞いて、ということを数回繰り返してから、学生を指名して正解を確認していく。 その後オーバーラッピング、 シャドーイングの練習へと進み、表現の定着を図る。

・動画 2 & Shadowing とは?

 何度かクラス全体および個々で音読練習し、発音や動画のスピードに慣れてから、シャドーイングの実践に移る。数回の練習後、ペアでお互いがどれくらいシャドーイングができているかのチェックをする際には、各組とも楽しそうに活動に取り組んでいる。

・動画 3 & Retention, Sight-translation( 英語から日本語、日本語から英語)とは?

 リテンション、サイト・トランスレーションとは何かをそれぞれ説明したあと、ペアで各活動へと移り、表現の習熟を促す。

・動画 4 & Shadowing activity

 動画のスクリプトで作成した教材を用いて、リテンション、シャドーイング、内容を思い出しながらの語句の穴埋め、音読といった一連の活動をペアで行っている。それぞれの活動の教材はスコアをつけられるように作成しており、授業中の助言などに活用している。

中間テスト

 5 本程度の指定動画( 例:「スマイルテスト」、「スターバックス創設期」、「日本の味1」など) のなかから各自好きなものを1 本選択し、クラスの前で暗唱発表をする。 動画はいずれも授業や小テストで扱ったものであり、学生が内容をよく理解した上で暗唱している様子を見て取れる。またただの棒読みではなく、動画内でのリズムやイントネーションを意識できているのも良い点である。
 それぞれの暗唱の様子は自身のスマートフォンで録画し、期末テストのプレゼンテーションに向けた振り返りの材料としている。

拓殖大学 国際学部 教授
佐藤 明彦 先生
オリジナルコースを作成。授業内および授業外での学習教材としてEnglishCentralを活用

 拓殖大学国際学部国際スポーツコースでは、オリンピックなどの世界規模の大会で活躍できるアスリートとしての英語力向上を目指している。
 活きた英語、 実践的な英語を身につけるには EnglishCentral が最適と考え、導入を決めた。また、運動部によっては大会日程のため授業に出席できない状況もあるが、 その場合の課題としての学習状況確認としても活用できるシステムであることも導入の決め手となった。
 EnglishCentral のサイト内にある動画からスポーツに関する動画をピックアップしオリジナルコースを作成。CALL 教室が使える場合は授業中にも活用し、また、学生は授業以外でもスマートフォンなどで学習できる。
 EnglishCentral の導入でリスニング力の向上、コミュケーションのための語彙力、発音の向上が期待される。
 スポーツコースの学生が楽しみながら学べる教材で大変満足度が高いといえる。

立命館大学 経営学部教授
塩見 佳代子 先生
映像をもとに楽しく学習できるEnglishCentralの授業内外での活用

 EnglishCentral は映像をもとに楽しく学習できるオンライン教材で、多くの動画を見ながら英語のリスニングと語彙、スピーキング力を養成できるため、CALL クラスに導入している。学生のレベルにより動画視聴を週に5〜12本と設定し、授業内で約15 分の学習と、課外で1日1時間程度の学習を促している。動画に関しては各自がレベルに合ったものを選ぶが、目標を達成するため、学生はポートフォリオに学習内容を記録しながら、学習の振り返りを行う。動画の学習状況は成績の一部に反映。

 EnglishCentral の利用で、学生は自分の興味に合わせて様々な動画を視聴しながら、楽しく英語を学ぶことができると同時に、スピーキングの評価で発音の問題点も知ることができる。また、英語のリズムやイントネーションに留意して話すことを意識するようになってきた。最近は、スマートフォンを用いての学習も可能になり、学生は隙間時間を見つけて、どこでも英語学習をすることができるようになった点は便利である。

学生の声

  • 動画で学んだ会議での意見交換に役立つ英語表現を使って、将来世界を舞台に活躍したい。
  • 経営学を履修しているため「ブルー・オーシャン戦略」等に興味を持った。
  • フライト中の機長アナウンスの動画は興味深く学習できた。
  • 英語の歌をカバーしている動画が一番楽しく学習できた。これからその歌を聴く時に、より理解しやすくなると思う。
  • スティーブジョブズのプレゼンテーションで、商品の紹介だけでなく、人を引き込むようなプレゼンの仕方がとても印象に残った。
立正大学 経済学部教授
ホーマン 由佳 先生
「Go Global」を使用した授業の反転授業課題としてEnglishCentralを利用。
オンライン授業と対面授業の両方に柔軟に対応できる教材。

受講対象者

経済学部2年生

授業

Business English Skills
重点を置いている英語スキル:ライティング

採用テキスト

「Go Global」(= EnglishCentral Go Global コース付き)

採用理由

 ビジネス英語の4技能向上の演習を90分の授業に盛り込むことが難しいため、オンライン教材を併用した反転授業を実施できるテキストを探していた。コロナ前から使っていた教材だが、コロナ禍でも有益に利用できている。

活用方法

 4技能面からビジネス英語の基本スキルを身につけることを目的とする授業なので、反転授業を盛り込んで学習の効率性を高める工夫をしている。課外学習として学生はEnglishCentralのオンライン上でGo Globalを毎週1ユニットペースで自学自習し、実際の授業では、教員はテキストで当該ユニットをフォローする反転授業(40分程度)を行う。残りの授業時間はテキストをベースとしたEメールライティング指導に充てている。

評価方法

 当初の成績配分はEnglishCentral達成率を30%としていたが、2022年度は試験的に、全ユニットの学習を終了していなければ期末試験受験資格がないことを条件としたところ、結果的にコース修了率が100%だった。また、毎週授業で受講生の進捗状況を公表したことで、ピアプレッシャーが良い方向に働き、学生のモチベーションの維持に役立ったと思う。ただ、クラスの雰囲気や学生の取り組み姿勢によっては、ピアプレッシャーは逆効果になり得るので、今後見極めていきたい。

学習効果について

 測定していないが、Go Globalコースの音読の反復練習は学生のアウトプットに効果があると実感している。

EnglishCentral を使用した講義を終えて~感想・学生の反応など~

 コロナ禍における対面の語学授業で苦労するアクティビティの一つは、学生に発話を促すスピーキング練習の時である。語学教員は、何を教えるかと同時に、どのように効果的な授業運営ができるかを模索しながらこの時期を乗り切ってきたと思う。突然、授業形態がオンラインに移行した時、使い勝手が良く、教育効果の高い教材を選択することが必要になったわけだが、私自身はコロナ前からEnglishCentralを使っていたので、オンライン授業でも対面授業でもストレスなく柔軟に対応することができた。
 Go Globalのテキストは4技能学習に対応しており、さらにEメールの書き方の比重が大きいので、授業でライティング指導にたっぷり時間をかけることもできる。学生が取り組む課題は比較的多いが、授業アンケートの学生の満足度は高い。