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ジョン・アップダイクの世界

体験から虚構へ

ジョン・アップダイクの世界
著者 岩元 巌
ジャンル 研究図書
版・頁 四六判 / 204ページ
定価 2,200円(本体2,000円+税)
ISBN 9784791972005
備考

初版発行:2021年9月


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ジョン・アップダイク(1932~2009)は20世紀後半のアメリカを代表する作家で、ペンシルヴァニア州の田舎町に生れ育ち、ハーヴァード大を出て、若くして文壇に登場した。彼は、「ウサギ四部作」として有名な四巻の長編小説によって、およそ40年間のアメリカ社会の変遷をハリー(ウサギという仇名)を主人公として描いてみせた。他に『ケンタウロス』や、『夫婦たち』の長編を発表し、また20世紀最高の短編作家ともいわれている。彼は自らの作品の題材を少年期から成人に至るまでの体験から得るという。それを彼は自らの作品の「鉱脈」と公言する。本書は、その「鉱脈」からいかに彼が珠玉の作品を生みだしたのかという謎をきわめようとする労作である。

目次

序章 『自意識』 ―体験と記憶から

第一章 作家形成の背景

第二章 少年期 ―母の存在

第三章 思春期 ―父の存在

第四章 青年期(一) ―求愛の季節

第五章 青年期(二) ―新婚時代

第六章 中年期 ―イップスイッチでの生活

第七章 壮年期へ ―結婚生活の破綻と離婚

終章 人生の「再生」へ

ジョン・アップダイク 年表

あとがき